冬の古墳
Posted by fische on 01/31 at 04:47 PM
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〔テキスト後補〕きょうは天気がよく時間もあったため、かつて発掘され公園になっている古墳にゆく。近くの公民館で門扉の鍵を借りる、なかばclosed system。墳丘裾を囲繞する復元の円筒埴輪が焼きもののため、盗難や破損を避ける措置だろう。外から見えないようにフェンスも備わっている。この焼きものの円筒埴輪、私(わたくし)小説的には個人名が想起されるが、それももう世人には無関係のこと(このまちに住んだあの考古学研究者も亡くなってしまった)。そうであるがゆえに、土盛り(墳丘)があり、その斜面に石(葺石)があり、周囲に焼きもの(埴輪)がめぐるという構造だけが普く及ぶ。サブカルチャー考古学。来るミヤザキコーヘー以前に形成されきたった構造。
風の考古学
Posted by fische on 01/10 at 12:43 AM
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静岡の中西道行さんから、きのう、『風の考古学』がとどいた。中西さんの文と歌を一冊にまとめた私家版。1983年、岡本俊朗さんが亡くなり、その遺稿追悼集に寄せていただいた「みおつくすまで・・・―岡本俊朗追悼―」もある。
小さな土器片の拓本をとり、断面図をとり、トレースし、レイアウトし、定型化した文章を書き・・・、そうして実現していたこととは、実は考古学ではなかったのかもしれないと思えてくる。まだ、10代後半、20代前半。それは、ごくごく小さく狭い世間しか持たない私が、世界につながるための橋頭堡だった。やがて世界に出で、そこは広いように見え、それに見合うべく私を備えていく。けれど、やはり世界は土器片でつながっていた。(そのようなことを思わせる読書です。)
風の考古学
中西道行
2007年11月26日発行
B5判 218ページ
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