17
5月
2004
俺の石器時代─貧しさの研究
Posted by fische on 05/17 at 12:00 AM
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最初、その展覧会のタイトルは「俺の石器時代─貧しさの研究」を予定していると、彼は書いていた。そう告げた2002年8月21日付のメールには、「真剣です」とも添えられていた。「公」の衣を借りてこっそり「私」を執行する、あるいは公私混同の世人の常にあって、「私」の貫徹を通じて「公」に至らんとするスタンスに潔さを感じた。だがその展覧会は、「豊かさの研究 石器時代から見る未開と文明」に落ち着き、2003年1月25日から4月6日にかけて、相模原市立博物館で開催された。遠かったが、「俺の石器時代─貧しさの研究」に惹かれて観に行くことになる。そのときに逢ったのが最後で、その後彼は他界する。1年前のきょうのこと。
26
4月
2004
現在に対する想像力
Posted by fische on 04/26 at 03:10 AM
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『「文学史を読みかえる」研究会・通信』No.23(2003年8月)に、宍戸友紀「報告「谷川雁の詩語轢断」の報告、および、負け犬の遠吠え」(2003年6月7日 関西研究会 報告)がある。研究会は、詩人谷川雁をとりあげたものだったが、「この研究会での発言は、大別すれば「散文の発想」に基づくものが多く、「詩の発想」の側はその存在を主張できないまま、いわば不戦敗を喫した」と言う。後者に属する著者であるがゆえにタイトルは「負け犬の遠吠え」とされて、谷川雁の評価、著者の詩論が展開されている。